防災クイズ「地震・津波編」三択問題

【記事公開日】2020/07/29
【最終更新日】2021/03/13

地震

地震・津波の防災クイズ(上級編)

Q1
エレベーターの中で地震にあったらどうしますか?

(1)全ての階のボタンを押す
(2)外に出るために1階のボタンを押す
(3)そのままじっとして救助を待つ

解答

正解は(1)

 
強い揺れが起きると、エレベーター塔内にある電気ケーブルやレールが損傷し、中に閉じ込められてしまうことがあります。地震を感知したらとにかくエレベーターの外に出ることが重要ですので、すべての階のボタンを押し、最初に止まった階でエレベーターから降りるようにしましょう。もし閉じ込められてしまった場合には、備え付けの非常電話で外部に連絡して救助を待つようにしましょう。


Q2
歩道橋を歩いてる時地震にあったらどうしますか?

(1)出来るだけ急いで降りる
(2)出来るだけゆっくりと歩いて降りる
(3)その場に座って手すりや柵をつかみ、揺れがおさまってから降りる

解答

正解は(3)

 
歩道橋や橋の上では、すぐにしゃがみこんで手すりなどにしがみつき、ゆれがおさまったらただちにその場から離れ、広い場所に避難しましょう。


Q3
災害に備えてストックしておく備蓄品。被災したときの使いやすさを考えると、家のどこに保管しておくのがよいのでしょうか?

(1)取り出しやすいように1カ所にまとめて保管しておく
(2)玄関や納戸などに分散して保管しておく
(3)急いで食料を入れられるように台所においておく

解答

正解は(2)

 
1カ所に集約しておくのは問題です。地震の揺れによって、そこまでの通路がふさがれてしまうと、せっかく用意していた備蓄品をまったく使えなくなってしまうからです。こうしたリスクを避けるため、備蓄品は分散して保管しておくのがよいでしょう。マンションの場合、キッチンや玄関、廊下収納、クローゼットなどに分散させるのがおすすめです。一戸建てなら、1階と2階に分けておくと、水害の際にも対応できます。また車のトランクや外の物置など様々な場所に置けば自宅が被害を受けて取り出せなくても安心です。


Q4
警戒宣言が出たらどうすればいいですか?

(1)あちこちの友人知人に急いで電話で知らせる
(2)テレビやラジオの情報を聞きながらあわてず準備する
(3)消防署や役場などの防災機関に確認の電話をする

解答

正解は(2)

 
うわさやデマに惑わされないよう、ひばり放送、広報車、エフエムさがみ(83.9MHz)などのラジオ等で正しい情報を得ましょう。


Q5
高速道路を走っている時地震にあったら非常階段を使います。非常階段は何キロメーター毎にあるでしょうか?

(1)約1キロ
(2)約2キロ
(3)約3キロ

解答

正解は(1)

 
非常口の近くには、大型の道路標識が設置されています。非常階段の地上部出口扉付近には、広域避難場所の案内地図が設置されています。周辺が大災害状態の場合は、広域避難場所へ避難してください。


Q6
トンネルを通行中に地震にあったら非常脱出口から非難します。非常脱出口は何メーターおきにあるでしょうか?

(1)400メーター
(2)800メーター
(3)1200メーター

解答

正解は(1)

 
避難しなければならない場合は、車内に連絡先メモを残し、窓を閉め、キーをつけたまま、貴重品と車検証を持って徒歩で避難します。トンネルでは400メートル間隔で非常口や階段が設置されています。また、100メートルおきに非常用施設案内表示板があるので、それに従って避難しましょう。


Q7
火災で煙に巻かれた場合どうやって避難しますか?

(1)階段を見つけ、上のほうに避難する
(2)壁伝いに全力で走り抜ける
(3)姿勢を低く、床をなめるように進む

解答

正解は(3)

 
煙は上にいきますので、ハンカチで口を抑え煙を吸わないように低い姿勢で避難しましょう。


Q8
「NTTの災害伝言ダイヤル」は何番でしょうか?

(1)110番
(2)117番
(3)171番

解答

正解は(3)

 
災害用伝言ダイヤルは、地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。音声を録音する伝言板で、利用の仕方は簡単。しかし、ひとつ注意点があります。一刻も早く、家族などの安否を確認したいかもしれませんが、災害後すぐには利用できないことです。利用できるのは災害後、30分ほど経過してからなので覚えておきましょう。災害用伝言ダイヤル(171)の使い方は、NTTや総務省のホームページで閲覧することができます。


Q9
阪神大震災の後2ヶ月間で起こった余震は何回だったでしょうか?

(1)700回
(2)1000回
(3)1700回

解答

正解は(3)

 
余震の怖さは、一回目の揺れで倒壊していない建物が、二回目の揺れでみるみる壊れていく場合があります。家が老朽化している場合、余震があるうちは自宅に戻ることは非常に危険です。


Q10
阪神大震災では多くの人が建物などの下敷きで亡くなりました。何割位?

(1)3割
(2)5割
(3)8割

解答

正解は(3)

 
地震当日に死亡した5036人の76%に当たる3842人は地震から1時間以内に死亡しており、このうちの9割が圧迫死(圧死、窒息死など)だった。多くは木造家屋が倒壊し、家屋の下敷きになって即死したとみられる。特に1階で就寝中に圧死した人が多かった。


Q11
非常用備蓄の飲料水は一人一日分何リットル用意しておけばいい?

(1)1リットル
(2)3リットル
(3)5リットル

解答

正解は(2)

 
大人1人に必要な水は1日3リットルです。人間は、6~8割は水分で出来ています。体重の約6%の水分が失われるだけで、頭痛やめまいなどの症状に襲われ、さらに10%まで失われると、筋肉の痙攣や意識障害など死に至る場合があります。


Q12
非常持ち出し品について、正しいのはどれでしょうか?

(1)非常持ち出し品とは、地震後の長期避難生活を支えるもの
(2)男性は15kg以下、女性は10kg以下を目安に荷造りする
(3)できれば下着やテレビも用意しておく

解答

正解は(2)

 
避難したときすぐに必要になるもの。食料や水は少なくとも 3日分は用意しましょう。しかし、あまり欲ばりすぎると重量オーバーになり、避難にも支障がでるので注意を。重さの目安は男性で15kg、女性で10kg程度。同じ種類の品なら、できるだけ軽量でコンパクトなものを選ぶ。実際に持ってみることが大事。重すぎる場合は、その一部を家庭に保管しておくとよいでしょう。


Q13
防災の日は何月何日でしょうか?

(1)3月11日
(2)9月1日
(3)11月15日

解答

正解は(2)

 
10万人を超える 死者・行方不明者を 出した関東大震災(大正12年9月1日)に因み、昭和35年にさだめられました。毎年9月1日を中心として「防災思想の普及、防災訓練等これにふさわしい行事」が実施されています。


Q14
地震発生時の津波では、高さ何センチで人は動けなくなる?

(1)高さ30cm
(2)高さ40cm
(3)高さ50cm

解答

正解は(1)

 
津波では30㎝で人は動けない。


Q15
阪神・淡路大震災の被害状況の説明で、正しいのはどれですか?

(1)大都市直下型地震で被害は広範囲に及んだが、ライフラインの打撃は少なかった。
(2)倒壊家屋より、火災による住宅被害が多かった。
(3)近代都市を直撃した大災害で、関東大地震以来の被害をもたらした。

解答

正解は(3)

 
ライフラインは大きく損傷し、倒壊家屋が圧倒的に多く、商店街は1/3が倒壊した。


Q16
阪神大震災で被害にあったのは古い家で、新耐震基準に適合した家は被害が少なかったそうです。では新耐震基準はいつ決められたでしょうか?

(1)昭和52年
(2)昭和56年
(3)昭和59年

解答

正解は(2)

 
建物が地震の揺れに耐える能力のことを「耐震性能」といいます。昭和56年に建物の耐震基準(建築基準法)が大きく改正されました。昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた住宅は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などでも大きな被害を受けました。平成28年4月に発生した熊本地震における木造住宅の被害状況を調査したところ、旧耐震基準で建築した住宅はそれ以降に建築した住宅の約4倍の倒壊・崩壊率であったことが報告されています。


Q17
駅のホームで電車を待っているときに、激しい揺れに襲われた場合、どのように行動すれば自分の身を守れるのでしょうか?

(1)停車中の電車があればすぐに乗り込む
(2)駅の構内は危険なのですぐに階段や出口を目指す
(3)その場でじっとして身を守る

解答

正解は(1)

 
ホームに電車が止まっている場合は、車内に緊急避難するのが最善の策。頑丈な箱の構造なので、激しい揺れのなかでも安全を保ちやすいのです。車内では、手すりや座席などにつかまってしゃがみ、揺れが収まるのを待ちましょう。また、電車に乗っている最中に地震が起きた場合は、電車は緊急停車します。立っている場合には、手 すりやつり革をしっかり握って、転倒しないように します。座席に座っている場合には、低い姿勢を とって頭部をバッグなどで保護しましょう。 停車後は、乗務員さんの指示に従いましょう


Q18
地震が発生すると、悲惨な状態になりやすいのが食器棚。コップが倒れて粉々になるのはもちろん、重ねて収納していた皿も揺れでずれ落ちて割れることもあります。安全性の高い収納方法は次のうちどちらでしょうか?

(1)大皿を一番下にして、次に中皿を置き、その上に小皿の順で重ねる
(2)中皿を一番下にして、次に大皿を置き、その上に小皿の順に重ねる
(3)小さ皿を一番下にして、次に中皿を置き、その上に大皿の順に重ねる

解答

正解は(2)

 
食器棚の中で、皿は数枚を重ねて収納されることが多いでしょう。圧倒的多数の人がやっているのが、最も下に大皿を敷き、その上に中皿、さらに小皿という順番で重ねる方法です。しかし、じつは揺れると、より広い大皿の上で中皿が、中皿の上で小皿が動きやすく、あっけなく崩れてしまいます。揺れても皿が動きにくいのは、最も下に中皿を置き、その上に大皿、そして小皿を乗せる重ね方です。こうすると、大皿が動きにくいため、小皿の動きも小さくなり、地震が起こっても崩れにくいのです。かなり変則的な方法ですが、試してみる価値は十分にあります。サイズの違う皿の間には、キッチンペーパーを敷いておくと、滑り止めになって揺れにくくなるので、この方法も試してみてください。


Q19
消火器の使用期限は、一般的に何年でしょうか?

(1)3年
(2)4年
(3)5年

解答

正解は(3)

 
使用期限は製造後5年~8年です。本体に使用期限などが表示してあるので確認しておきましょう。


Q20
家具の固定方法として正しいのはどれでしょうか?

(1)家具同士を寄せる
(2)重いものを上にのせる
(3)L型金具などで固定

解答

正解は(3)

 
タンスや棚は、L型金具などで壁の桟や柱に固定して家具の転倒を防ぎましょう。


Q21
オフィスの主要通路の幅は、避難経路が確保できるよう家具などを置く間隔はどれくらい?

(1)最低1m以上
(2)最低1.2m以上
(3)最低1.5m以上

解答

正解は(2)

 
最低でも1.2m以上確保しましょう。これは、建築基準法で定められていることで、オフィスの主要通路の幅は一般的に肩幅が広い成人男子2人が、余裕を持たせてすれ違えることが基本です。


Q22
家にいる時に大地震が発生し、自分より体重の重い人が倒れて動けなくなっています。さてどうやって運び出しますか?

(1)毛布で体全体をくるんで運ぶ
(2)ひもをわきの下に巻いて運ぶ
(3)ジャンパーを着せて襟を引っ張って運ぶ

解答

正解は(1)

 
脇の下だと力の及ぶ所が狭いため、ヒモもジャンパーも強い力がないと運べない。


Q23
地震発生後、柱に足が挟まれて長時間身動きできず苦しんでいる人がいます。あなたがとるべき行動で正しいのは?

(1)柱を持ち上げ、助け出す
(2)そのままにして救助隊の到着を待つ
(3)挟まれている足をマッサージする

解答

正解は(2)

 
長時間、足や腕などが重い物の下敷きになっていると、体内に毒素が発生する。急に取り除くと、毒素が血液をめぐり心臓停止などを引き起こすことがある。これが、クラッシュシンドロームといわれる症状です。


Q24
1981年より前に建てられた家に住んでいる方々へ次のうち間違っているのは?

(1)瓦屋根であり屋根が重いから地震にも強い
(2)耐震性確保のため、専門家に耐震診断を依頼
(3)寝室に高い家具を置かない様にし、家具は壁や相互に連結・固定

解答

正解は(1)

 
瓦屋根で屋根の重い住宅は、台風には強いが重心が高いため地震に弱い。1981年建築基準法の改正により、新耐震基準が制定された。これにより、地震に対する強度が向上した。


Q25
平成16年の中越地震の際、小千谷市の一部の地区では、ある場所が避難所となりました。それはどこ?

(1)洞窟の中
(2)かまくらの中
(3)ビニールハウス

解答

正解は(3)

 
10月下旬に発生した中越地震では、近所で集まり、暖かいビニールハウスの中で避難生活を送った人達がいました。地域で有効に使用できるものを活用したよい事例です。


Q26
世界で発生する何パーセント以上の地震(マグニチュード6以上)が日本で発生しているでしょうか?

(1)5%
(2)10%
(3)20%

解答

正解は(3)

 
日本は地震大国です。日本における人体に感じる有感地震の回数は年に1,100回以上で、これは1日あたり3~4回の割合で地震が起こっていることを示します。


Q27
もし南海地震が発生した場合、大阪湾に津波が到達するまでどれくらいかかるでしょうか?

(1)約1時間
(2)約2時間
(3)約6時間

解答

正解は(2)

 
大阪湾へも2時間後くらいに2m前後の津波が来襲すると予想されます。


Q28
1995年の阪神・淡路大震災を引き起こした、断層の名前は?

(1)野島断層
(2)花折断層
(3)高槻断層

解答

正解は(1)

 
この断層は淡路島にあり、現在も断層記念館で見る事ができます。


Q29
津波の速さは海の深いところほど速く伝わりますが、太平洋の真ん中(深さ5000m)くらいではどれくらいの速さでしょう?

(1)ジェット機とほぼ同じ(時速800km)
(2)新幹線とほぼ同じ(時速250km)
(3)自動車とほぼ同じ(時速100km)

解答

正解は(1)

 
地球の反対側からでも1日で津波がやってきます。


Q30
地震があったとき、テレビなどで震源地(地震の起こった場所)が発表されますが、この震源地は誰が決めるのでしょう?

(1)消防署
(2)防衛庁
(3)気象庁

解答

正解は(3)

 
気象庁は24時間地震の発生を見張っています。

➡︎台風・大雨防災クイズ(30問)
➡︎地震・津波の防災クイズ(初級編)
➡︎地震・津波の防災クイズ(中級編)


データソース→(Yahoo!防災コラム,防災教育支援ガイドブック,防災気象豆知識(防災対策課),防災首都圏ネット,NHKそなえる防災

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