防災クイズ「火災編」三択問題

【記事公開日】2020/02/09
【最終更新日】2021/03/13

日本では1日当たり平均すると100件以上の火災が発生しています。この記事では火災に関する絶対に知っておいて欲しい知識を厳選し、30問のクイズ形式にしました。

全問正解できるまで、何度も繰り返し実践して見てください。防災知識をしっかりと身につけ、大切な命を守りましょう。

防災クイズ「火災編」Q1〜Q10

Q1
火事が起こったら、最初にすることは?

(1)火の消火
(2)貴重品を持って外に避難
(3)大声で「火事だ!」と叫ぶ

解答

正解は(3)

 
火事が発生したらまずは大声で「火事だ」と叫び周りの人に知らせましょう。一人での消火活動を考えず、みんなで協力することが大切です。天井に燃え移る前の火事は、比較的簡単に消火できるものが多く、消火器等により被害の拡大をふせぐことが可能です。したがって、天井に燃え移った時が避難のタイミングといえます。


Q2
火事で黒煙が充満した時、正しい避難方法は?

(1)走って一気に避難する
(2)姿勢を低くして避難する
(3)床に伏せて煙が無くなるのを待つ

解答

正解は(2)

 
火災というと火を恐れがちですが、本当に怖いのは煙です。煙を2呼吸程吸うと意識不明でその場に倒れてしまうことがあります。火災で犠牲になった人々のほとんどが煙によるものです。火災の初期で煙が白い場合、短い距離であれば、息を止めて一気に避難することができますが、黒煙が部屋や廊下に充満してきた場合は、ハンカチやタオルなどで口・鼻をしっかり覆い煙を吸わないよう姿勢を低くして避難しましょう。また、ビニール袋を空気を入れて頭からかぶると火災のときに煙を吸わずに2~3分呼吸ができます。


Q3
住宅用消火器の一般的な使用期限は?

(1)5年
(2)10年
(3)20年

解答

正解は(1)

 
一般的な住宅用消火器では、使用期限について製造後3~5年が目安となっているものが多いです。消火器の種類により使用期限に違いがありますので、本体に表示してある使用期限を確認しておきましょう。


Q4
初期消火が可能な火災は?

(1)壁などに火が移るまで
(2)天井に火が届くまで
(3)ほかの部屋に火が移るまで

解答

正解は(2)

 
初期消火の目安としては天井に火がまわるまでの間であれば消火器などが有効です。しかし、天井に火が燃え移ったら速やかに逃げて下さい。逃げるときは、空気が入って燃えやすくなってしまうため、特にマンションではドアを閉めて下さい。逃げたあとも大声で「火事だ」と叫び周りの人に知らせましょう。一人での消火活動を考えずみんなで協力することが大切です。


Q5
マンションで火事が発生!正しい避難方法は?

(1)階段
(2)エレベーター
(3)ほかの部屋に火が移るまで

解答

正解は(1)

 
階段を使用して避難しましょう。エレベーターは故障して動かなくなることがあるため閉じ込められる危険があります。大きな建物の中では、非常口や避難経路を確認する習慣をつけましょう。火災が起きたときは、非常放送や係員の指示を聞いて落ち着いて行動しましょう。


Q6
燃えている部屋から避難するときに大切なことは?

(1)ドアを閉める
(2)ドアを開けたままにする
(3)ドアの鍵を閉める

解答

正解は(1)

 
火災の際、家の建付けがおかしくなっている場合があります。例えば鍵が開かない場合もありますので、その時ドアを壊しましょう。意外と簡単です。外側に開くドアなら、ドアノブの近くを思いっきり蹴ります。そこが一番弱いポイントです。そのあと、出来ればドアは閉めて逃げましょう。空気を遮断することにより延焼を防止するためです。


Q7
消火器で正しいものはどれ?

(1)全て赤
(2)赤くないものもある
(3)デザインは一色

解答

正解は(2)

 
黄緑色など、外観は赤だけでなく様々な色があり、デザインが豊富です。また、ホースがないものもあります。家庭で起こり得る火災には、紙や木材、布などが燃える「普通火災」のほか、天ぷら油で起こる「天ぷら油火災」、電気コードなどで起こる「電気火災」、石油ストーブなどで起こる「ストーブ火災」などがあります。住宅用消火器には、適応する火災が絵で分かりやすく表示されていますので、必要な用途に合わせて、住宅用消火器を選びましょう。


Q8
消火器の正しい使い方は?

(1)火元に消火器を投げる
(2)火元にノズルを向けて放射する
(3)先に黄色の安全ピンを抜いてから消火器を運ぶ

解答

正解は(2)

 
消火器の使い方は次の5ステップです。①消火器を障害物にぶつけたりしないよう注意しながら、火災の起きている場所近くの消火に安全な場所まで運びます。(※あまり離れすぎていると、火への放射前に薬剤が尽きてしまいます。概ね7~8m手前を目安とします。)②黄色の安全ピンを引き抜きます。③ホースを外し、ホースの先端を持って火元に向けます。(※ホースの途中を持つと、放射の圧力などからねらいが定まらず、的確に放射できない恐れがあります。)④レバーを強く握って放射します。(※消火器が重い場合、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。)⑤火の根元をねらい、手前からほうきで掃くように薬剤を放射します。(※自分の身を守りつつ効果的に放射するために、風上から放射します。室内で放射する場合は、出入り口を背にして逃げ道を確保します。)


Q9
火事の通報番号は?

(1)119
(2)118
(3)110

解答

正解は(1)

 
118は海上保安庁、110は警察です。


Q10
通報するときに伝えることは?

(1)燃えている家の住所
(2)燃えている家の電話番号
(3)その場にじっとしている

解答

正解は(1)

 
火事のときは、パニックになり普段であれば当たり前に言える自宅の住所が言えなくなってしまうことがよくあります。電話のそばに自宅の住所を書いたメモなどを貼っておきましょう。

防災クイズ「火災編」Q11〜Q20

Q11
煙の中を避難するとき、姿勢を低くする理由は?

(1)床のそばに空気が多くあるから
(2)天井のそばに空気が多くあるから
(3)その場にじっとしている

解答

正解は(1)

 
煙は天井に上ります。床のそばにある空気を吸いながら避難しましょう。煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くします。ぬれタオルやハンカチで口をふさいで、煙を吸い込まないようにしましょう。たき火などの煙と違って有毒ガスを多く含むため、吸い込むと危険です。


Q12
服に火がついたときの対処法として間違っているものは?

(1)走り回って消す
(2)地面を転がって砂で消す
(3)水をかける

解答

正解は(1)

 
服に火がついたときは、あわてて走り回ってはいけません。走ると余計に火の勢いが強くなります。火が小さい時は、もみ消すか水をかけるようにし、火が大きければ、地面を転がって砂で消すか、水をかけるか、または、消火器で消火するようにしましょう。近くにある布などで火を覆いかぶせることも窒息消火として効果的です。


Q13
住宅用消火器の粉が出る時間は何秒くらい?

(1)20秒程度
(2)60秒程度
(3)2分程度

解答

正解は(1)

 
住宅用消火器の放射時間は、長いもので 20秒程度です。使用する際は、燃えているものに的確に放射することが大事です。放射時間や放射距離は、本体に必ず表示してありますので確認しておくと良いでしょう。


Q14
消火器の使い方として正しいのはどれ?

(1)まずノズルを火に向ける
(2)最初に黄色の安全ピンを引き抜く
(3)最初に有効な射程距離まで消火器を持っていく

解答

正解は(2)

 
消火器は、いきなり黄色い安全ピンを抜いてしまうと、実際に火を消すところまで消火器を持っていく間にレバーを握ってしまえば、中の薬剤が全部出てしまいます。消火薬剤の有効な射程距離は3~5メートルですので、まずは火元の3~5メートルまで消火器を持って行ってから、初めて黄色い安全ピンを抜くようにしましょう。次にホースを外し、ホースの先端を持って火元に向けます。そしてレバーを強く握って放射します。消火器が重いときは、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。力のない女性などは、消火器を置いて体重をかけるようにするとよいでしょう。


Q15
天ぷらなべの油に火がついた場合の初期消火方法として正しいものは?

(1)住宅用強化液消火器またはエアゾール式簡易消火具で消火
(2)濡らしたバスタオルや鍋の蓋で窒息消火
(3)すぐ天ぷらなべの中に水をかける

解答

正解は(1)

 
水ははねて大火傷につながりますので絶対にしてはいけません。濡らしたバスタオルや鍋の蓋による初期消火がよく知られていますが、それらが有効に実施された事例は複数ある反面、消火できずに被害が拡大した事例や火傷を負った事例も多数発生しています。 住宅用強化液消火器を使用することが、最も安全で確実な初期消火方法ですので、住宅には住宅用強化液消火器を設置してください。 また、力の弱い方等にはエアゾール式簡易消火具もお勧めです。 初期消火をするときには必ず避難経路を確保し、炎ではなく燃えている物に対して放射してください。 また、天ぷら油の炎が天井に達する程大きくなった場合は、初期消火が困難になりますので、無理をせず避難をし、迅速な通報をおこなってください。


Q16
物を空気中で熱すると燃えだしますが、自然に燃えだす温度をなんというでしょうか?

(1)燃焼点
(2)発火点
(3)引火点

解答

正解は(2)

 
燃焼点とは、液体に引火後、5 秒間燃焼が継続する最低の温度を言います。引火点とは、物質が揮発して空気と可燃性の混合物を作ることができる最低温度である。この温度で燃焼が始まるためには点火源が必要である。また引火点ぎりぎりでは、いったん引火しても点火源がなくなれば火は消えてしまう。


Q17
建物火災による死者数の約何%が住宅火災で発生しているでしょうか?

(1)30%
(2)60%
(3)90%

解答

正解は(3)

 
建物火災による死亡者のうち住宅火災による死亡者の割合は88%(平成30年中)にのぼり、ほとんどの死亡者が住宅火災によるものと言えます。このことからも住宅の防火対策がいかに大切なことかお分かりになられるかと思います。


Q18
住宅火災における死者の何%が65歳以上の高齢者でしょうか?

(1)40%
(2)70%
(3)90%

解答

正解は(2)

 
65歳以上の高齢者が上記の死亡割合に占める割合は70%(平成30年中)で過半数を占めています。建物火災ではほとんどの方が住宅火災で亡くなり、その過半数は高齢者です。


Q19
煙の知識として間違っているものは?

(1)煙の広がりの速さは火よりも断然早い
(2)一般に水平方向で2メートルのはやさ
(3)垂直方向では3~5メートル毎秒のはやさ

解答

正解は(2)

 
煙の広がりの速さは火よりも断然早く、温度や燃焼速度によって異なりますが、一般に水平方向で0.5メートル毎秒、垂直方向では3~5メートル毎秒にもなります。垂直方向では人が逃げるよりも速いので、階段などは特に注意が必要です。火災では火から逃げることはもちろん、先に煙から逃げなくてはなりません。階段では段と段の間のくぼみに顔をうずめるようにし、はった姿勢で足からおりましょう。(くぼみには新鮮な空気が残っている。)


Q20
住宅火災の件数(放火を除く)は、全国でおよそ何件くらい?

(1)800件
(2)3000件
(3)10000件

解答

正解は(3)

 
住宅火災の件数(放火を除く)は、平成29年には全国で年間10,489件。1日に換算すると約29件、約50分に1件、火の手が上がっています。内訳は、一般住宅65%、共同住宅31%、併用住宅4%。

防災クイズ「火災編」Q21〜Q30

Q21
住宅火災の発生を防ぎ、火災から命を守るため、消防庁では守るべき3つの習慣を呼びかけています。次のうち誤っているものは?

(1)寝たばこは絶対しない
(2)ストーブの近くに燃えやすいものを置かない
(3)こんろに火を点けたままで離れるときは1分以内

解答

正解は(3)

 
住宅火災の火元として、1位「こんろ」の次に、2位「たばこ」、3位「ストーブ」が続いています。これらの製品については、長期間の使用による部品の劣化や誤った使い方などによって発火し、近くの衣類や布団などの可燃物に燃え移って火災になる場合があります。住宅火災を防ぐために、ストーブをはじめとする暖房機器や電気器具などにも注意しましょう。


Q22
火災の際、対処法として間違っているものは?

(1)ドアを開ける前に「ドアの向こう側」を確認する
(2)燃えている家には絶対に戻らない
(3)移動するときは姿勢は高くする

解答

正解は(3)

 
煙は天井へ上った後、横に広がり冷やされると床の方へ下がってきます。しかし、床の方には煙が届かずきれいな空気が残っています。移動するときは姿勢を低くし煙を吸わないように移動してください。ドアはいきなり開けてはいけません。まず、手の甲でドアを軽く触ってみます。(ドアノブが熱かった時に手のひらで触って火傷するとその後の避難に多大な支障を来たします。必ず手の甲で確認するようにしてください。)ドアノブが熱くない場合は「ドアの向こう側」にはまだ火が来ていないのでゆっくりとドアを開けます。ドアを開けると煙が入ってくるので、この時も常に身を低くして煙を吸わないよう口元をおさえて移動します。できればハンカチや洋服など周囲にある布で口元を覆いましょう。また、燃えている家から脱出した後は、たとえ大切な忘れ物があっても絶対に家の中に戻ってはいけません。時間の経過とともに火災は広がっていくため、家の中は脱出する前よりも大変危険な状態になっています。家の中に戻ってしまい亡くなった方は少なくありません。皆さんの『命』よりも大切なものはありません。


Q23
こんろによる火災の注意点と予防方法で間違っているものは?

(1)こんろの炎が衣服に燃え移る着衣着火に注意する。
(2)ふきんはよく使うので、こんろの近くに置いておく。
(3)調理中は絶対にその場を離れない、離れるときは必ず火を消す。

解答

正解は(2)

 
着衣着火では、袖口などは特に注意を払いましょう。防炎品であるアームカバーなどを着用すると安心です。こんろの近くに置いていたふきんに、火が燃え移ってしまうこともあります。こんろの周りには物を置かないようにしましょう。


Q24
電気器具類の注意点と予防方法で間違っているものは?

(1)コードの上に重いものを乗せると配線に負荷がかかってショートすることがある。
(2)コンセントの周りはこまめに掃除をして、ホコリをためないようにする。
(3)タコ足配線で許容電流を超えたとしても火災原因にはならない。

解答

正解は(3)

 
オーブントースターと電子レンジを同時使用したことで、テーブルタップのタコ足配線に過大な電流が流れ発熱し、時間の経過に伴い配線に着火し出火した事例があります。電気器具類等の同時使用に気をつけましょう。コンセントと電気プラグの間にホコリ等が溜まり、湿気が加わるとそれが導線になり電気が流れます。やがてそこから発火するのが「トラッキング現象」です。


Q25
ストーブの注意点と予防方法で間違っているものは?

(1)石油ストーブの場合、火をつけたままの給油や持ち運びはこぼれないようにする。
(2)石油ストーブより、電気ストーブが火災の原因として多い。
(3)ストーブの周りには、スプレー缶などは置かない。

解答

正解は(1)

 
ストーブは就寝前は必ず電源をオフにする習慣をつけましょう。石油ストーブの場合、火をつけたままの給油や、持ち運びは「絶対に!」してはいけません。また、部屋で使用していた電気ストーブに新聞紙等の紙類が接触したことから、火災となった事例があります。ストーブの周りは警戒しましょう。


Q26
たばこによる火災の注意点と予防法で間違っている物は?

(1)たばこの火は短い時間で火災になる
(2)寝たばこは絶対にしない
(3)たばこの火は必ず消す

解答

正解は(1)

 
たばこは、長い時間をかけて火災になることが多いです。居住者が室内でたばこを吸った後、完全消火されていないたばこの吸殻をゴミ袋に捨てたため、ゴミ袋内のゴミ屑などに火が付き、無縁燃焼を継続した後に出火した火災事例があります。吸殻は必ず灰皿に入れ、火が消えていることを確認しましょう。また、たばこの火がついた布団は、炎を上げないでゆっくりと燃焼を続け、空気の流入などの条件が揃うと、炎を上げて燃え始めます。布団などの近くでは、たばこは吸わないようにしましょう。


Q27
放火の注意点と予防方法としてまちがっているものは?

(1)「出火原因」第1位は、20年連続で「放火」である
(2)古紙や段ボールなどは屋外に出しておいた方がいい
(3)暗がりを作らないようにする

解答

正解は(2)

 
古紙や段ボールなどを屋外に出しておくと、放火されやすくなります。ゴミ出しの日まで、室内で保管しましょう。


Q28
地下鉄の火災で間違っているものは?

(1)駅で火災をみつけたら煙のない方向へ逃げて、火災報知器のボタンを押すか、駅員に知らせる。
(2)トンネル内で停止した場合は、すぐに車両の外へ出る。
(3)地下鉄に乗っているときに火災がおきたら火元の車両から離れて、非常通報装置で知らせる。

解答

正解は(2)

 
トンネル内で停止した場合でも、むやみに外に出ないで、乗務員の指示に従ってください。他の列車との接触や、高圧電線による感電の可能性があり、大変危険です。


Q29
火災になった家から無事に逃げるための行動としてまちがっているものは?

(1)火災にすぐきづけるように寝室のドアは開けて寝る
(2)住宅用火災警報器が鳴ったら身を守る行動を始める
(3)身を低くして移動する

解答

正解は(1)

 
寝室のドアは閉めて寝ましょう。火災が発生すると一酸化炭素などの有毒ガスが発生します。有毒ガスを吸ってしまうと体が思うように動かなくなるだけでなく、死にいたる可能性もあります。寝室のドアを閉めて寝ることで煙の流入を抑えることができます。また、住宅用火災警報器(または自動火災報知設備)が鳴りだしたら※、家のどこかがで火災が発生しています。住宅用火災警報器はいち早く火災を発見し私たちに知らせることで、初期消火や避難の時間を与えてくれています。つまり、この音が聞こえたらすぐに身を守る行動を始めなければなりません。煙は天井へ上った後、横に広がり冷やされると床の方へ下がってきます。しかし、床の方には煙が届かずきれいな空気が残っています。移動するときは姿勢を低くし煙を吸わないように移動してください。


Q30
火災が起きた時の避難の方法として間違っているものは?

(1)一酸化炭素は怖く、直接の死因になることが多い
(2)ドアは閉めてから逃げる
(3)火災時は基本的に上に逃げた方がいい

解答

正解は(3)

 
煙の上昇速度は毎秒3m~5mにもなります。階段で人が上の階に上がる速さは元気な人で、約毎秒0.5mと言われています。それに比べると6倍以上ですので、上に逃げると煙に巻き込まれてしまう可能性が高くなります。もちろん、どちらに逃げるかというのは、建物の作りや火元がどこかなど、ケースバイケースです。しかし、煙の特性を知っておくと避難の場合の重要なヒントとなります。一方、水平方向へは毎秒0.5m~1mです。人が歩く速度は1分間で60~80mとすると、秒速で1~1.3mと言う事になります。ですので、基本原則は下に逃げるべきです。それが無理なら横に行きましょう。また、火災時の主な死因は、焼死だと思っている方が多いと思いますが、煙を吸って、意識を失ったことによる事故が多いのです。煙には一酸化炭素やシアンガスなどの有害ガスが含有することがあり危険です。できる限り煙を吸わないように濡れタオルやハンカチで口を押さえ床を這うように前進しましょう。火に囲まれた時は、頭から水をかぶり濡れた毛布や衣類で体を覆って、一気に走り抜けましょう。出来ればドアは閉めて逃げましょう。空気を遮断することにより延焼を防止するためです。


データソース→(政府広報オンライン,三木市,新潟市,千葉市,東海市,神戸市

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