京都府の災害に強い街(都市)ランキング【地震・洪水・土砂災害・整備対策】

【記事公開日】2020/11/08
【最終更新日】2021/06/10

2020年10月27日発行の「SUMMO新築マンション関西版」より、京都府の災害に強い街ランキングが発表されました。地震、洪水、土砂災害、ハード対策、ソフト対策の項目でリスクの数値が小さい順にそれぞれ順位付けをしています。

また、それぞれの自治体のリンクでは、その地域のより詳細な災害危険度がわかる災害ハザードマップを閲覧することができます。京都府の住まい選びの参考にしてみて下さい。

<※順位付けに対する注意点>
各数値は小数点第2位を四捨五入しており、数値が同じ場合は小数点第2位以下で順位分け。「0%」は数値が0であること。「0.0%」は数値が0より大きく0.05未満であることを表している。

京都府の地震に強い街(都市)ランキングTOP13

地震指標の算出方法は、海溝型地震と直下型地震の2つの曝露量(ばくろりょう)の平均値より算出しています。曝露量は、自然災害の発生頻度と災害発生時に影響を受ける人口割合から算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 地震指標
1位 京丹後市 11.3%
2位 綾部市 15.7%
3位 福知山市 16.1%
4位 宮津市 16.4%
5位 南丹市 21.7%
6位 舞鶴市 24.9%
7位 亀岡市 32.4%
8位 京都市北区 40.0%
9位 京都市左京区 52.5%
10位 京都市上京区 56.2%
11位 京都市東山区 60.3%
12位 長岡京市 63.4%
13位 京都市右京区 65.5%

地震リスクが相対的に低い京都府北部エリアは、「関西の災害に強い街ランキングTOP50」でも上位を占めています。

京都府の洪水に強い街(都市)ランキングTOP9

洪水指標の算出方法は、国土交通省の2006年〜2016年の水害統計調査より浸水深0.5m以上の洪水災害の頻度係数を求め、浸水想定区域の人口を乗じて算出。※外水氾濫のみ対応しているため、数値が0%だったとしても、内水氾濫の可能性があります。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 洪水指標
1位 京都市上京区 0%
京都市中京区
京都市下京区
4位 南丹市 0.0%
5位 京都市北区 0.0%
6位 京都市左京区 0.4%
7位 宮津市 0.4%
8位 舞鶴市 0.7%
9位 京都市東山区 1.2%

京都市内は鴨川などがあり、河川の氾濫リスクはありますが、洪水にさらされる人口割合が小さいため、リスクは少なく算出されています。

京都府の土砂災害に強い街(都市)ランキングTOP15

指標は、土砂災害危険箇所に該当するエリアの住戸数を仮定し、そこに住んでいる人口を総人口で割った値と、1年あたりの土砂災害発生件数を土砂災害危険箇所数で割った値を乗じて算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 土砂災害指標
1位 京都市上京区 0%
京都市中京区
京都市下京区
京都市南区
5位 城陽市 0.1%
6位 京都市右京区 0.2%
7位 八幡市 0.3%
8位 京都市伏見区 0.4%
9位 宇治市 0.4%
10位 木津川市 0.4%
11位 京都市東山区 0.5%
12位 向日市 0.5%
13位 長岡京市 0.5%
14位 京田辺市 0.6%
15位 京都市西京区 0.6%

京都盆地と山科盆地に市街地が形成されている京都市やその周辺部は、「土砂災害」リスクが低いです。

京都府のハード対策が整っている街(都市)ランキングTOP8

ハード対策は、インフラ整備など物理的な対策。具体的には、建物や上下水道の耐震化、道路の修繕率や防災無線の整備率などが挙げられる。指標は、各省庁や統計局データほか、水道技術研究センター、スーパーマーケット統計調査事務局、損害保険料率算出機構の各データより算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 ハード対策指標
1位 綾部市 29.3%
2位 長岡京市 35.7%
3位 南丹市 36.8%
4位 向日市 40.0%
5位 八幡市 43.7%
6位 福知山市 44.3%
7位 亀岡市 44.7%
8位 舞鶴市 46.8%

京都府のソフト対策が整っている街(都市)ランキングTOP13

ソフト対策は、物資の備蓄や医療の充実など社会的な備えによる対策。具体的には食料や飲料水の備蓄、10万人当たりの医師数、ハザードマップ公開率など。指標は、各省庁や統計局データほか、水道技術研究センター、スーパーマーケット統計調査事務局、損害保険料率算出機構の各データより算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 ソフト対策指標
1位 京都市東山区 38.3%
2位 京都市下京区 39.2%
3位 京都市上京区 39.6%
4位 京都市左京区 39.8%
5位 京都市山科区 40.6%
6位 京都市中京区 41.7%
7位 舞鶴市 42.0%
8位 長岡京市 42.4%
9位 福知山市 42.8%
10位 宇治市 42.8%
11位 京都市伏見区 43.0%
12位 南丹市 43.6%
13位 京都市北区 43.9%

京都市では、災害時にホテルを避難場所として活用する施策を計画し、12軒のホテルと合意したと2020年8月に発表しました。京都市では地震発生時に慌てず身を守ることを学ぶ「シェイクアウト訓練」を実践。1分間でできる防災行動訓練に力を入れています。

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