愛知県の災害に強い街(都市)ランキングTOP30

【記事公開日】2020/07/23
【最終更新日】2026/10/11

運営防災・災害伝承を研究する運営者ことわざ学会での研究発表と消防実務・防災士の知見を生かし、公的情報を整理運営者・研究活動情報源・運営方針

2020年10月27日発行の「SUUMO新築マンション名古屋版」より、愛知県の災害に強い街ランキングが発表されました。

今回のランキングでは、GNS(自然災害に対するリスク指標)を用いて、愛知県の53市区を、リスクの数値が小さい順に紹介しています。数値が小さい市区は、地質や海抜などの条件から、自然災害に遭いにくかったり、建物の耐震化や防災物資の備えなどが進んでいたりするため、被災リスクが相対的に低いとされます。

GNSとは、自然災害に対するリスク指標であり、「GNS=曝露量×脆弱性」で計算しています。地盤工学会関東支部にて土木分野の研究者・技術者らが開発しました。各種の公開データを基に、エリアごとの自然災害リスクを定量的に示したものです。今回は6つの自然災害(地震・津波・高潮・洪水・土砂災害・火山災害)をスコア化しています。

「曝露量」は「自然災害の発生頻度」と「災害発生時に影響を受ける人口割合」から算出。「脆弱性」は、「ハード対策」と「ソフト対策」の充実度を基に算出されます。

<※順位付けに対する注意点>
各数値は小数点第2位を四捨五入しており、数値が同じ場合は小数点第2位以下で順位分けしています。

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愛知県の災害に強い街(都市)ランキング1位〜10位

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愛知県の災害に強い街ランキング 1位〜10位(2020年の資料)
順位 行政区 GNS 曝露量 脆弱性
1位 犬山市 4.9% 12.4% 39.5%
2位 みよし市 5.2% 16.2% 32.4%
3位 小牧市 5.3% 14.9% 35.7%
4位 尾張旭市 5.6% 15.5% 35.9%
5位 瀬戸市 5.6% 15.4% 36.3%
6位 長久手市 5.7% 16.1% 35.3%
7位 豊川市 5.9% 18.7% 31.5%
8位 豊明市 6.0% 16.8% 35.8%
9位 昭和区 6.1% 16.3% 37.4%
10位 日進市 6.4% 16.2% 39.4%

平野の多い愛知県では地盤が固い内陸が上位になりました。内陸部が上位を占めているのは、沿岸部より地盤が固く、地震の揺れも小さいためです。曝露量は、土砂災害や洪水よりも広範囲に被害をもたらす地震の影響が大きく出ます。ただ、人口が密集する名古屋市などの都市部は、災害時に影響を受ける人口比率が多くなる一方で、ハード対策などが進んでおり、街の防災力は高めといえます。また、GNSは絶対値に注目するのではなく、相対評価として参考にするのがおすすめです。(2020年10月27日発行「SUUMO新築マンション名古屋版」より)

愛知県の災害に強い街(都市)ランキング11位〜20位

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愛知県の災害に強い街ランキング 11位〜20位(2020年の資料)
順位 行政区 GNS 曝露量 脆弱性
11位 岩倉市 6.4% 16.6% 38.8%
12位 新城市 6.4% 16.7% 38.6%
13位 千種区 6.4% 16.2% 39.9%
14位 春日井市 6.4% 15.5% 41.5%
15位 大府市 6.6% 17.4% 37.9%
16位 江南市 6.6% 15.9% 41.3%
17位 知多市 6.6% 19.6% 33.9%
18位 半田市 6.8% 21.5% 31.5%
19位 北区 6.8% 16.6% 40.8%
20位 天白区 6.8% 16.3% 41.7%

愛知県の災害に強い街(都市)ランキング21位〜30位

表は左右にスクロールして確認できます。

愛知県の災害に強い街ランキング 21位〜30位(2020年の資料)
順位 行政区 GNS 曝露量 脆弱性
21位 東区 6.8% 16.4% 41.8%
22位 中区 6.8% 18.2% 37.7%
23位 守山区 6.8% 15.9% 43.1%
24位 名東区 6.9% 16.2% 42.8%
25位 一宮市 7.0% 16.9% 41.3%
26位 豊田市 7.0% 17.2% 40.6%
27位 知立市 7.4% 16.9% 43.9%
28位 刈谷市 7.4% 19.2% 38.7%
29位 豊橋市 7.7% 21.1% 36.3%
30位 緑区 7.7% 17.7% 43.4%

GNSの算出方法として、「曝露量(ばくろりょう)」と「脆弱性(ぜいじゃくせい)」の2要素を基にスコア化。「曝露量」は「自然災害の発生頻度」と「災害発生時に影響を受ける人口割合」から算出。つまり、特定の災害が全く発生しない市区の場合や、人が住んでいないエリアの場合には、その災害の「曝露量」はゼロになります。「脆弱性」は、「ハード対策」と「ソフト対策」の充実度を基に算出されます。ハード対策は、インフラの整備など物理的な対策。具体的には、建物や上下水道の耐震化、道路の修繕率や防災無線の整備率などが挙げられます。一方、ソフト対策は、物資の備蓄や医療の充実など社会的な備えによる対策です。具体的には食料や飲料水の備蓄、10万人当たりの医師数、ハザードマップの公開率などです。(2020年10月27日発行「SUUMO新築マンション名古屋版」より)




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