大阪府の災害に強い街(都市)ランキング【地震・洪水・土砂災害・整備対策】

【記事公開日】2020/10/30
【最終更新日】2021/06/10

2020年10月27日発行の「SUMMO新築マンション関西版」より、大阪府の災害に強い街ランキングが発表されました。地震、洪水、土砂災害、ハード対策、ソフト対策の項目でリスクの数値が小さい順にそれぞれ順位付けをしています。

また、それぞれの自治体のリンクでは、その地域のより詳細な災害危険度がわかる災害ハザードマップを閲覧することができます。住まい選びの参考にしてみて下さい。

<※順位付けに対する注意点>
各数値は小数点第2位を四捨五入しており、数値が同じ場合は小数点第2位以下で順位分け。「0%」は数値が0であること。「0.0%」は数値が0より大きく0.05未満であることを表している。

大阪府の地震に強い街(都市)ランキングTOP20

地震指標の算出方法は、海溝型地震と直下型地震の2つの曝露量(ばくろりょう)の平均値より算出しています。曝露量は、自然災害の発生頻度と災害発生時に影響を受ける人口割合から算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 地震指標
1位 箕面市 50.0%
2位 池田市 58.4%
3位 交野市 69.4%
4位 四條畷市 71.0%
5位 豊中市 72.2%
6位 河内長野市 75.5%
7位 吹田市 77.2%
8位 枚方市 78.6%
9位 阪南市 82.4%
10位 高槻市 83.1%
11位 茨木市 83.3%
12位 柏原市 87.3%
13位 泉南市 88.0%
14位 富田林市 88.7%
15位 羽曳野市 89.0%
16位 貝塚市 89.2%
17位 大阪狭山市 89.6%
18位 堺市南区 90.1%
19位 藤井寺市 90.4%
20位 泉佐野市 90.6%

地震のリスクが低いエリアとして評価されたのは、箕面市、池田市、豊中市、吹田市など。丘陵地(きゅうりょうち)や砂れき大地が広く分布し、比較的地盤が固いエリア。

大阪府の洪水に強い街(都市)ランキングTOP20

洪水指標の算出方法は、国土交通省の2006年〜2016年の水害統計調査より浸水深0.5m以上の洪水災害の頻度係数を求め、浸水想定区域の人口を乗じて算出。※外水氾濫のみ対応しているため、数値が0%だったとしても、内水氾濫の可能性があります。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 洪水指標
1位 大阪市大正区 0%
堺市中区
箕面市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
8位 大阪市港区 0.0%
9位 貝塚市 0.0%
10位 泉佐野市 0.0%
11位 大阪市阿倍野区 0.0%
12位 岸和田市 0.0%
13位 富田林市 0.0%
14位 堺市南区 0.0%
15位 泉大津市 0.0%
16位 堺市東区 0.0%
17位 池田市 0.0%
18位 河内長野市 0.0%
19位 高石市 0.1%
20位 和泉市 0.1%

淀川や大和川など一級河川から離れた場所は、河川の氾濫(外水氾濫)による洪水リスクはほぼゼロとなっています。

大阪府の土砂災害に強い街(都市)ランキングTOP33

指標は、土砂災害危険箇所に該当するエリアの住戸数を仮定し、そこに住んでいる人口を総人口で割った値と、1年あたりの土砂災害発生件数を土砂災害危険箇所数で割った値を乗じて算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 土砂災害指標
1位 大阪市24区 0%
堺市堺区
堺市北区
泉大津市
守口市
松原市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市

盆地にあたる大阪市内や周辺市区は、土砂災害のリスクがいずれもゼロという評価になっています。

大阪府のハード対策が整っている街(都市)ランキングTOP20

ハード対策は、インフラ整備など物理的な対策。具体的には、建物や上下水道の耐震化、道路の修繕率や防災無線の整備率などが挙げられる。指標は、各省庁や統計局データほか、水道技術研究センター、スーパーマーケット統計調査事務局、損害保険料率算出機構の各データより算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 ハード対策指標
1位 摂津市 32.2%
2位 高石市 33.8%
3位 松原市 34.1%
4位 羽曳野市 34.1%
5位 阪南市 35.4%
6位 藤井寺市 35.8%
7位 富田林市 35.8%
8位 泉佐野市 36.3%
9位 柏原市 36.7%
10位 寝屋川市 37.3%
11位 堺市西区 39.9%
12位 茨木市 40.0%
13位 堺市中区 40.2%
14位 堺市南区 40.5%
15位 堺市美原区 40.6%
16位 堺市北区 40.9%
17位 堺市東区 41.4%
18位 交野市 41.7%
19位 堺市堺区 41.8%
20位 東大阪市 43.3%

防災設備やインフラ整備の「ハード対策」では、堺市の各区が目立つ。2021年には地域ごとの災害特性を学べる総合防災センターを開館予定。

大阪府のソフト対策が整っている街(都市)ランキングTOP20

ソフト対策は、物資の備蓄や医療の充実など社会的な備えによる対策。具体的には食料や飲料水の備蓄、10万人当たりの医師数、ハザードマップ公開率など。指標は、各省庁や統計局データほか、水道技術研究センター、スーパーマーケット統計調査事務局、損害保険料率算出機構の各データより算出。数値が小さい方がリスクが少ないことを示しています。(データソース:SUUMO新築マンション関西版20/10/27号

順位 行政区 ソフト対策指標
1位 大阪市福島区 29.0%
2位 大阪市北区 29.3%
3位 大阪市天王寺区 29.7%
4位 大阪市中央区 30.3%
5位 大阪市西区 31.4%
6位 大阪市都島区 31.6%
7位 大阪市浪速区 32.4%
8位 大阪市東成区 32.6%
9位 大阪市阿倍野区 33.7%
10位 堺市堺区 35.4%
11位 堺市美原区 35.8%
12位 大阪市大正区 35.8%
13位 泉佐野市 35.9%
14位 大阪市西淀川区 36.0%
15位 堺市中区 36.1%
16位 大阪狭山市 36.2%
17位 大阪市住吉区 36.5%
18位 大阪市生野区 36.6%
19位 大阪市城東区 36.7%
20位 貝塚市 37.0%

市や区が独自の防災対策に取り組むこともあり、「ソフト対策」の上位に大阪市が多く含まれる。福島区では河川氾濫時にかけこめる高層ビルリストを作成。北区では、独自に「大阪北区ジシン本」を配布しています。

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